一足先に空へ

会社に休みをもらって、大好きな友だちのお通夜と告別式のお手伝いをしてきた。
早生まれの彼女はまだ50歳。面立ちは若くて綺麗で、まるで眠っているようだった。

闘病生活を送っていたなんて知らなくて、訃報と同時に聞いて驚いたけど、
治るつもりで頑張っていたからこそ数人にしか言わなかったという気持ちは理解できる。
それだけ疎遠になってしまっていたということも。

最後に顔を見たのは4年前。そのときはほとんど話ができなかったけど、
またいつでも話せると思ってた。甘かった。
望みさえすれば、いつでも会えるんだと、何の疑いもなく信じていた。

一緒に受付をした二人は、もっと深くて濃いつながりで、
時間があればお見舞いにいって励まし続けていたと聞いた。
彼女がお医者さまがビックリするほど頑張ってこられたのは、
その励ましのおかげもあったに違いない。

私は何もできなかったけど、二人のおかげでずいぶん救われた。
友だちに恵まれた人生を送ったのだ、あなたは。

その結びつきの最初の時間を一緒に過ごせていたことを誇らしく思う。

お父さん、お母さんはお元気で、私のこともよく覚えていてくださった。
毎日のようにおうちにお邪魔したり何日間も泊めていただいたりと
とてもとてもお世話になったのに、私は友だちに対してだけじゃなく、
ご両親にも不義理をしていたなと、今更ながら申し訳なく思う。
「ちょっちょちゃん」と呼びかけてくれる声は、昔とちっとも変わらなかった。

愛する娘を見送ることになり、おつらいだろうけど、
闘病での頑張りを見てきたせいか、本当にしっかりしていらした。

今の私は、あなたが一緒に作ってくれたんだよ。

直接言えなかったけど、

ありがとう。
大好き。

※2012年9月13日Facebookノートに掲載したものです

1 個のコメント

  • 令和元年9/10
    読ませて戴きました。
    こんにちはちょっちょ!
    読んだコメントを入れさせて頂きますね。

    素晴らしい出会いの話しを読んだとき、いい言葉を見て感じたとき、たとえ悲しい場面でも幸せな気分になる。
    そんな気持ちで今います。
    ちょっちょの懐かしい一期一会は、周りの家族と大切な友人達の情、即ち心が感じられ、それを思って綴るちょっちょの情(心)もまた素直に感じ、懐かしい一期一会で、今もなお忘れず互いに思い続けているように感じさせる言葉をいつも、今も読み終え感じています。
    そして拝読したあと、励まされる。
    亡き友人の魂がちょっちょに生きているうちから懐かしい大切な友人の心のドアをノックしたから、ちょっちょがこの更新をしたんでしょうか。
    ❁✿✾ ✾✿❁︎
    秋来ぬと目にはさやかに見えぬども
    風の音にぞのおどろかれぬる

    (秋の訪れをかすかな風の音で知る爽やかな驚きこそ)
    ❁✿✾ ✾✿❁︎
    正に、ちょっちょが人を心で思い、綴る。
    そして、己が目で拝読し、その心を感じる。
    その悲しい気持ちと共に、そのあたたかく忘れず常に心にあり、懐かしく思う様々な心には、幸せな気持ちになり、爽やかな気持ちになって、前に進むべき道になる自分の心に気づかされている驚きにぴったりな短歌を引用し戴き、読ませて頂きありがとうと感謝の気持ちで、締めくくります。
    懐かしい一期一会に敬愛の気持ちを捧げ、亡き友人のご冥福をお祈りします。
    ちょっちょいつもありがとう。
    言えなかったけど、大好きって風の便りで聞こえた気がした。
    see you againあたたかい気持ち乾杯

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    ちょっちょです。
    4人の子どもと4人の孫に恵まれましたが、パートナーはおりません。たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん楽しんで、たくさん悩んだ波瀾万丈な人生。まだまだ面白がろうと思っています。
    私が感じていることが、どなたかの心に響けば幸せです。
    Ally(アライ)であることを表明しています。

    ※万覚帳(よろずおぼえちょう)とは、まだ余白がある帳面のことです。雑記帳、メモ帳