【さ】さると撮影と坂上郎女

あなたの干支はなんですか

私の家族は10人。7、8月生まれが6人とちょっと片寄っている。

今年、下鴨神社で十二支の守り神をお参りした折に、生まれもまとまっていることに気づいた。丑年が3人、亥年と申年が2人ずついる。

「申」にニンベンを付けると「伸」。申年生まれは、頭の回転が良くぐんぐん伸びる人が多いようだ。確かに申年の末っ子は、劇団の制作の仕事をしながら、ぐんぐん成長している気がする。

ちなみに私の生まれ年の「丑」は、イトヘンを付けると「紐」。細い糸をたくさん集めて強い紐にして、物をひとまとめにすることから、物事を結ぶ役割を担う。同期自体の結びつきも強く、いつも助けられている。

さる模様の手拭いをプレゼントしてみました

一年で一番の楽しみ

ここ数年、年に一回家族写真をスタジオで撮影している。私がとても楽しみにしていることを分かってくれ、全員集まってくれるのが何より有り難い。

私自身は七五三の着物も着たことがなく、初めてのスタジオ撮影は成人式だった。子育て時代も3回しかプロに撮ってもらったことがない。それがこうして毎年恒例に出来るようになったのは、会社勤めのおかげである。

2018年は10月13日の今日、撮影を行った。涙こそ出なかったが、心の中が熱くジンワリした。

家族が宝物だということを、実感する時間なんだなと思う。

つる家の人々

言尽くしてよ 長くと思はば

家族だからといって、いつも心が通いあってる訳ではないし、大切に思っていることが伝わらないときもある。

万葉集の中に、坂上郎女(さかのうえのいらつめ)の

恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛(うるは)しき
言尽(ことつく)してよ 長くと思はば

という歌がある。

“ 何度も恋いてようやく逢えたその時ぐらい愛おしむ言葉をかけてください。この恋が長く続くようにとお思いならば…” という恋心を歌っている。

高校のころ、木原敏江先生の漫画『愛しき言つくしてよ』で初めて読んだときから大好きな歌で、当時は「私もこんな情熱的な恋がしたい!」と思ったものだった。

最近になって、この歌は恋愛以外にも当てはまると気づいた。

会っているときには心地よい言葉をかけあおう。
会えて嬉しいという正直な気持ちを伝えよう。

思いきり。

撮影のあいまに、やわらかな孫のホッペにスリスリしながら、「長く続くように」と願っていた。

『愛しき言つくしてよ』の一場面。※画像はお借りしてきました

ちょっちょ
久しぶりに木原敏江先生の『摩利と新吾』も読みたくなってます。

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ちょっちょです。
4人の子どもと4人の孫に恵まれましたが、パートナーはおりません。たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん楽しんで、たくさん悩んだ波瀾万丈な人生。まだまだ面白がろうと思っています。
私が感じていることが、どなたかの心に響けば幸せです。

※万覚帳(よろずおぼえちょう)とは、まだ余白がある帳面のことです。雑記帳、メモ帳