ダライ・ラマ法王 2018年来日法話

来日法話 一日目

特定の宗教を信仰していない私だが、書籍などを通して尊敬していたダライ・ラマ法王が来日されると知り、会社を休んで聴きに行くことに決めた。

法王は講演料は一切受け取らず、経費の分だけが料金になるという。3階のD席とはいえ三日間通しのチケットが1万円とは何と破格な。

会場であるパシフィコ横浜の国立大ホールに着くと、入るための大行列。ペットボトルは没収、鞄の中だけでなくボディチェックも受けて、ようやく会場に入ると

ステージ上のスクリーンに法王が!!!

早めに着座された法王は、開始の9時を待たずに、既にお話を始めていらした。

それにしても、何という気さくな方なのだろう。大仰なところは一つもなく、仮に隣に座られても緊張しなくて済むような、和やかな空気が漂う。

『般若心経』の解説とカマラシーラの『修習次第』中編についての法話を、日本語同時通訳で聴きながら、愛と慈悲というものを考える。

特に心に響いたのは「私たちは精神的な幸せを得るために努力をする」ということ。

「全ての現れに囚われてしまい私たちの心がかき乱されることによって、私たちの精神的な平和を壊してしまっている。私たちは根本的に他の人に対して優しい心を持つということで、私たち自身の心をも平和な状態にしていくことができる」と説かれた。

この日の法話はFacebookにアップされた動画で視聴することができる。

https://www.facebook.com/dalailamajapanese/videos/271380790080993/

法話終了後、司会の木内みどりさんが、花束贈呈は樹木希林さんが行う予定であったこと、自ら切望されていたことを話され、代わりにお嬢さんの内田也哉子さんと浅田美代子さんが贈呈を行った。胸が熱くなるシーンだった。

来日法話 二日目

前日、既に着座されていたことに学び、早い時間に到着。聖観自在菩薩の灌頂が行われるこの日、入り口でいただいた浄化のための水を頭頂に振りかけて会場入りした。

配布された赤い目隠しや小さな紙を使って、灌頂は進められていく。ここで私も非常に貴重な形で仏縁を得たことになる。

灌頂の途中で、法王が大きなくしゃみをされた。楽しそうな笑顔で「眠くなっている方のためにくしゃみをしたのですよ」とおっしゃる。大きな笑いで包まれた会場は、すっかり緊張が解きほぐされていた。

昨日予定されていたジェ・ツォンカパの『縁起讃』の法話がこの日に行われた。法王はチベット語で教えを説かれ、日本語、英語、中国語、韓国語、モンゴル語、ロシア語で同時通訳が行われるのだが、日本語の同時通訳が素晴らしく、不勉強の私の理解の助けにもなった。

貸してもらった同時通訳を聞く機器

「ただ信心するだけでなく、知るための努力をする」という法王の言葉に触発され、帰りに書籍を購入。少しずつ読んでいこうと思う。

会場で書籍が購入できる。この写真はほんの一部

三日目の科学者との対話は直接聴くことは叶わなかったが、二日間とも大変貴重な経験をさせてもらい、行って良かったと心から思っている。

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ちょっちょです。
4人の子どもと4人の孫に恵まれましたが、パートナーはおりません。たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん楽しんで、たくさん悩んだ波瀾万丈な人生。まだまだ面白がろうと思っています。
私が感じていることが、どなたかの心に響けば幸せです。

※万覚帳(よろずおぼえちょう)とは、まだ余白がある帳面のことです。雑記帳、メモ帳