【ま】まわりどうろうと漫画とマルコヴィッチ

思い出すならゆっくりと

まわりどうろうを辞書で調べると、走馬灯と書いてある。

走馬灯といえば、小説の中で『これまでの人生が走馬灯のように次々と浮かんでは消えていった』などと、人生の最期での比喩で使われる印象が強い。

確かに、過去のことなんて、枠の中に浮かび上がるシルエットに過ぎないのかもしれない。灯りに照らされて出来る影は、鮮明なようでいて輪郭は少しぼやけている。
人様の目に映ってきた私の姿もこんなもので、灯りを置く場所によっては現実より大きく猛々しく、灯りの強さによってはいかにも弱々しく。

すべてを幻想と呼んでしまうのは虚しいばかりだが、それをよしとする自分もいる。

走馬灯は、“走”という文字のせいか少し動きが早い感じがする。それに比べてまわりどうろうは、風に任せているように思う。

どうせ思い出すなら、まわりどうろうに合わせてゆっくりと、ゆっくりと。

急ぐ必要は何もないのだから。

藤城清治美術館の回転舞台は、影絵だけでなく映し出す裏側の仕組みを見ることができます。
※画像はお借りしました

漫画家五十音

過去を思い出すだけでなく、思い出話をするのが好きである。同級生のみんなと今を楽しんでいる最中でも、ついつい思い出話をしてしまう。考えてみるに、私はとてもロマンチストなのだろう。少し美化された過去の話にワクワクするのだ。

そんな私のロマンチックな部分を満たしてくれているのは漫画である。

舞台も映画もドラマも、みなそれぞれに魅力的だが、何しろ漫画は手近だ。子どものころは歩いて2分くらいのところにある貸本屋で本を借り、貸本屋が無くなってからは立ち読みに比重が移った。

中野のまんだらけで、新刊の三分の二の値段で買い取り、三分の一の値段で売るということを繰り返していた時期もある(例:定価600円、中古販売400円、買取200円)。

最近はもっぱらiPhoneで、異国の王子様や、純愛の高校生や、かっこいい幼馴染にドキドキしている。読み放題って素晴らしいシステム(有料だけど)。

五十音ブログをすべて漫画家で書いてみたいなぁ。秋月りす、いくえみ綾、内田善美、江口寿史、大島弓子、、、、、大矢ちき、どうしよう。ベスト5に入る2人が“お” だ。。。。。

川原泉、清原なつの、玖保キリコ、けらえいこ、神坂智子、柴門ふみ、しらいしあい、末次由紀、立原あゆみ、ちばあきお、津雲むつみ、手塚治虫、鳥山明、名香智子、西谷祥子、ぬ、猫十字社、野間美由紀、萩尾望都、日渡早紀、深見じゅん、星野めみ、松苗あけみ、三原順、陸奥A子、めるへんめーかー、もんでんあきこ、山岸涼子、弓月光、吉田まゆみ、和田慎二、、、、、

ど、どうしよう。美内すずえも竹宮惠子も高口里純もくらもちふさこも大和和紀も庄司陽子も入れられない。

敬称略

好きな作品はやっぱり紙で。

よくわからないままに

好きな漫画や好きな映画について話したら、何時間あっても足りないだろう。

好きというわけではないが、妙に印象に残っている映画がある。『マルコヴィッチの穴』だ。

ジョン・マルコヴィッチが本人役で出演していて、奇妙な出来事を引き寄せていく。

20年近く前になるが、友人に誘われて観に行って、見終わった後に本気で出家しようかと思った。なんかもう、俗世界では生きていけないと強く感じちゃったのだ。ジャンルはコメディになっているが、実にシュールで深い映画なのである。

なんだかよく分からないものを見るのは面白い。美しい絵画も良いが、ダリやマグリットが格別に好きだし、ビートルズでは『レボルーション9』がお気に入り。

いつも何かに驚いていたいのかもしれない。
その根底に愛があることを前提にして。

興味のある方、レンタルでどうぞ♫

ちょっちょ
【ま】は、マリーアントワネットやマイケルJフォックスもいるのに、気分がマルコヴィッチでした

2 件のコメント

  • マルコヴィッチの穴って一緒に行ったっけ?シュールで面白かった記憶しかない私(笑)
    出家したくなったとは聞いてない。
    漫画の話もたくさんしたよね。ちょっちょは大島弓子がお気に入りだったのを覚えてる。昔の漫画の話もまたしたいね

    • そうそう一緒に行ったのよ。「出家したい」って私が言ったら呆れて笑ってたよ(笑)。
      ヤマカワにもらった大矢ちきの絵葉書は春になると玄関に飾ってます。漫画の話したいなぁ!!

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    ちょっちょです。
    4人の子どもと4人の孫に恵まれましたが、パートナーはおりません。たくさん笑って、たくさん泣いて、たくさん楽しんで、たくさん悩んだ波瀾万丈な人生。まだまだ面白がろうと思っています。
    私が感じていることが、どなたかの心に響けば幸せです。
    Ally(アライ)であることを表明しています。

    ※万覚帳(よろずおぼえちょう)とは、まだ余白がある帳面のことです。雑記帳、メモ帳