Points of You®

イスラエルの Yaron Golanと Efrat Shani の二人が2006年に設立したPoints of You®。設立以来147か国、20言語に翻訳され、日本では2014年から活動が始まっています。

私は、2018年4月にPounts of You®認定トレーナーになりました。
このパワフルなカードを皆さんと一緒に活用していきたいと思っています。

Points of You®の魅力はたくさんありますが、私が惹かれている大きな理由を三つご紹介します。

Pay it Forward の精神

エグゼクティブ向けにコーチングを提供していた Yaron と Efrat は、それと同時にNPO法人を立ち上げ、イスラエル国内をキャラバンしていました。コーチングは、恵まれた人だけでなく、むしろ未成年者やDV被害者、社会的な弱者など金銭的に余裕がない人たちにこそ必要だと考えたからです。

しかし、個人のチカラには限界があり効率的な手法を生み出す必要があると感じ始めてもいました。そのころ、二人は『Pay it Forward』という映画をそれぞれ同じタイミングで観たそうです。
「これだ!」と思った彼らは Pay it Forwardを形にすることを決め、この言葉が Points of You®の考えの根底に据えたということです。

映画『Pay it Forward』

Pay it Forward = 恩送り。

私にとって、一番恩返しをしたい母はもういません。お世話になった先生方にお会いする機会もなかなかありません。子育て中は数え切れないほどいろいろな人にいろいろと助けてもらってきましたが、個人を特定してのお礼は難しいです。

恩返しが出来ないなら、恩送りをしよう。

いつからかそう思うようになり、実践を心がけてきました。

Points of Youを学んだきっかけは別にありますが、考えの根底にPay it Forwardがあることを知って非常に納得がいきました。恩は押し付けることができません。相手の視点にたった、相手のためになること、これが 恩 だと思っています。

正解がない

学校教育の場で学んだことは数多くあるけれど、そこには常に「正解」「不正解」がつきまとっていたように思います。

教科書を読んで正しい答えを見つけ出す。テストの回答欄を埋めていき、間違っていたらバツが付く。その結果で成績が良い悪いと判断され、通知表に記され家庭に届けられる。

私が育ったころと現在を比べても、それはそれほど変わっていないのではないかと思っています。

計算式や漢字の読みなど、ルールの決まっているものに「正解」「不正解」があるのは分かります。けれど、小説を読んでどう感じるかは個人の自由です。

テストは、“このテストが正解として求めている主人公の感情はどれでしょう?”であって、“この小説を読んであなたはどう感じましたか?”にバツは無いと思うのです。それでも毎日毎日繰り返される「正解」の選択と、それによる評価で、私たちはいつのまにか全てのものに「正解」「不正解」があると思い込むようになっているのではないでしょうか。

Points of Youには、「正解」という考え方がありません。“考える”よりも“感じる”を大切にすると、行き着く先はそこなのかと。

世の中には「正解」「不正解」が存在するものもあるけれど、そうでないものがあること。このことが私を勇気づけ、パワーを与えてくれます。

私がここに存在しているということは、「正解」でも「不正解」でもないのです。それをどう感じるかは私の自由なのです。

視点を探す冒険

Points of Youは、Point of view から派生した造語です。(たくさんの)(あなたたちの)視点です。

「人の数だけ視点の数もある」と頭では分かっていても、日常生活の中ではついつい人も自分と同じように見ているはずと思い込んでいます。

グループで出かけた際に、自分が楽しくてワクワクしている場所で、つまらなそうにしている人がいると「なんで素直に楽しめないんだろう」「わがまま」「楽しむ努力をすればいいのに」なんて思ったことはありませんか?

そこに、「私は楽しいけれど、この人はつまらないのかも」という気持ちはありましたか?

私は子育て時代に何度も思いました。「せっかく連れてきてあげたのに」「みんな楽しんでいるんだから機嫌よくすればいいのに」と。

「みんなで来ているのだからみんなで楽しみましょう」と、「みんなは楽しいんだから、あなたも楽しみなさい」は、まるで違うということに、なかなか気がつきませんでした。

Points of Youで利用するフォトカードは、その人にはその人の視点があり、それぞれみんな違う。違うのが当たり前なんだ、と体感的に気づかせてくれます。それと同時に、自分の視点に変化があることにも気づきます。

多様化が進む社会で、他人の視点を素直に受け取るためのツールとして利用するのも有効ですし、親しい間柄だからこそ決めつけてしまいがちな価値観の、そのブロックを外すにも効果的だと考えています。

京都、下鴨神社にて。
この二人が楽しく見えても疲れて見えても自由。無心かもしれません